『オラクルカードを買ったら、まずどうすればいいの?』
『オラクルカードを引いてみたけど、全くもって意味がわからない!』
オラクルカードを初めて使うとなると、誰でもこのような疑問が出てくるもの。
筆者もオラクルカードを生まれて初めて購入したときは、とにかく分からないことだらけで、何から始めたらいいのか、かなり戸惑いました。
ガイドブックとにらめっこしながら、ひたすらカードを引いていたのが記憶に新しいですね。
基本的には、オラクルカードの使い方に間違いというものはないので、あまり深く考えなくてもよいのですが、逆にこの自由度の高さが仇となり、「何となく自己流で使ってるけど、これで合ってるのかな?」と不安になってしまうことも多々あろうかと思います。
というわけで、今回はオラクルカードリーディングの初心者さんに向けて、オラクルカードの始め方を詳しく解説していきたいと思います。
私自身が実際に行っているオラクルカードの使い方やリーディングの練習方法なども交えながら、少しでも分かりやすくお伝え出来るように頑張りますので、最後までどうぞお付き合いくださいませ!
オラクルカードの使い始めは『開封の儀式』を
オラクルカードを新しく購入した際は、最初に『開封の儀式』を行います。
開封の儀式というと少々大げさかもしれませんが、その手順はとても簡単なものです。
「これは今日から私だけのカードです!」という定義づけをするためにも、ぜひやっておきましょう。
まず、オラクルカードの外箱を包んでいる透明のフィルムをはがして開封します。
箱を開けると中身のカードにもフィルムが巻かれていることが多いので、これも剥がします。
次に、束になっているオラクルカードを利き手とは反対の手に持ちます。
そして利き手をグーの形にして、カードの束をコンコンと軽くノックします。
これだけで、カードに入り込んでいた不要なエネルギーを外に出し、浄化することができます。
新しくお迎えしたカードは、カードを製造している人やそれを輸送している人など、これまで関わった様々な人たちのエネルギーが入り込んでいるので、それをすべてクリアにするために浄化を行いましょう。
次に、カードを1枚ずつ手に取りながら簡単に挨拶をします。
私はいつも、カードの絵柄を眺めて『はじめまして!』『よろしく!』などといった一言を、心の中で唱えながらカードをめくっていきます。
これもそんなに時間をかけなくても、ササッと簡単にやれば大丈夫です。
全てのカードにひと通り目を通したら、カードを扇状に広げ、胸のあたりに持っていきます。
扇子を両手で持つようなイメージですね。
そしたら、カードに向かって簡単に祈ります。
ちなみに筆者の場合は、

これからこのカードを使ってリーディングをさせて頂きます。より正確で最善な方向に導いてくれるメッセージを受け取ることが出来ますようサポートしてください。よろしくお願いします。
みたいな感じで、心の中でお願いしています。
この文言もあくまで一例ですので、ご自分の好きなように考えて頂いて構いません。
以上で、開封の儀式は終了です。
オラクルカードの浄化の方法とは?
オラクルカードを使う上で重要となってくるのが『浄化』です。
使用するオラクルカードをはじめ、リーディングを行う場所、そしてご自身の浄化をしっかりすることで、より質の良いリーディングにつながります。
こちらも順番にやり方をご紹介していきます。
①オラクルカードデッキの浄化方法
まず、最初にやっておくべきは、カードデッキの浄化です。
浄化のしかたは色々ありますが、一番手っ取り早いのは、先程の開封の儀式のターンで紹介した方法です。
さっき言ったばかりなので、もちろん覚えてますよね?
そう、『カードの束を利き手ではないほうの手に持ち、利き手をグーにして、カードをコンコン!とノックする』というやり方でしたね。
これが一番シンプルで簡単かつスタンダードな方法になるので、忘れずに行いましょう。
他にも、ホコリをサッと落とすようなイメージで、カードの束の上部を手で払うようなしぐさをするというやり方もありますし、もっとしっかり浄化をしたい!という方は、こんな方法もあります。
- ホワイトセージなど、浄化力がある乾燥ハーブを焚く
- 音叉(クリスタルチューナー)を鳴らす
- 水晶などのパワーストーンを側に置いておく
- ヒーリングのエネルギーを送る
比較的メジャーな浄化方法をいくつかピックアップしてきましたが、各自お好きなようにやって頂ければOKなので、いろいろ試してみて下さい。
②リーディングをする場と自分自身を浄化する方法
カードを浄化したら、次にリーディングを行う場所とご自身の浄化も併せて行っていくと尚良いです。
とはいえ、そこまで仰々しいことをする必要はありません。
大切なのは、リーディングに集中できる環境を整えて心を静めること。
方法にこだわりすぎずに、ご自身にあったやり方を模索してみましょう。
ちなみに筆者がリーディングする前に行っているルーティンを参考までに挙げてみると…
- 手をしっかり洗う
- 部屋の掃除ついでに窓を全開にして、きれいな空気を取り込む
- ゆったりと深呼吸をしながら、頭の中をクリアにする
ザッとこんな感じでしょうか。
基本的にズボラで面倒くさがりな性格ので、特に難しいことはしていません。
普段の私はどうしても呼吸が浅くなり、無駄に力んでしまう癖があるので、まず首や肩まわりの力を抜き、頭の中を空っぽにしてリラックスすることを心掛けています。
オラクルカードリーディングの練習方法
事前の準備がひと通り済んだら、いよいよリーディングへと入っていきます。
リーディングの基礎的なやり方については、オラクルカードに付属しているガイドブックにも丁寧に記載されているので、そちらもぜひ参考にしてもらえればと思いますが、ここでは私がいつも行っているリーディングの流れを一例としてご紹介していきます。
①カードのエネルギーをクリアにする
カードのエネルギーをクリアにする浄化方法は先ほどもご紹介しましたので、詳しいやり方については割愛します。
リーディングを何回か続けて行う場合は、1回終えるごとに浄化を行いましょう。
私は、「これからリーディングをするからよろしくね!」という合図の意味も込めて、コンコンとカードを軽くたたいてからリーディングをするようにしています。
②カードをシャッフルする
次にカードをシャッフルしていきます。
筆者はいつもトランプを切るようにシャッフルしていますが、オラクルカードのサイズは若干大きめなので、シャッフルがしにくいという声もよく聞きます。
そんなときは、リーディングマットや机などの上に置いて、タロットのように混ぜていけばOK。
これもご自分がやりやすい方法で構いません。
シャッフルをしているとカードが1枚ピョンと飛び出てくることが、たまにあります。
これはジャンピングカードと言って、特に重要なメッセージを伝えたいときに出てくるカードなので、カードの束とは別によけて置いておきましょう。
後ほどリーディング用に引いたカードとともに、メッセージを読み取っていきます。
③カードを引く
カードの引き方についても基本的には自由です。
ここかな?というタイミングでシャッフルの手を止めて、一番上のカードをめくるという方法が一般的です。
筆者はシャッフルをしてからカードを扇状に広げて、ひと通りカードを眺め、目に留まったカードを引く方法をとっています。
トランプのババ抜きと同じような感じですね。
ひとつだけ気をつけているのは、カードを引くときに利き手とは逆の手を使うこと。
余計な思考やエゴにとらわれないようにするためです。
④引いたカードからメッセージを読み解く
必要な枚数分のカードを引いたら、順番に並べていきます。
そしてカードを一枚ずつじっくり見ていきましょう。
このカードを通して、スピリチュアルガイドはいったい何を訴えかけているのか?を問いかけながら、カードの絵柄を観察していきます。
ここで、ご自分の直感を研ぎ澄ませることがポイントになります。
頭であれこれ考えすぎずにフラットな気持ちで、カードを眺めます。
美術館に行って絵画を鑑賞するときのように、心を静めて向き合ってみましょう。
オラクルカードで実際に練習してみよう!
…と、ここでいきなりですが、実践練習です!
今回は、マジカルユニコーンオラクルカードから1枚カードを選んでみました。
では、こちらのカードを深く考えずに眺めてみて下さい。
この絵柄のどの部分に目が留まりましたか?
カードに描かれている人物や動物たち、また一面に広がる風景などを見て、何か惹かれるポイントはありませんか?
あるいはカードに書かれた文面や単語のなかで、気になるフレーズが見つかるかもしれません。
絵のタッチや色づかいなど、細かいところにも目を配ってみましょう。
ここであなたがカードを見て感じたことや思ったこと、その全てがリーディングにおける貴重な情報源となります。
それがまさに今のあなたに訴えたいメッセージであり、答えなのです。
あなたが感じ取ったもの、その直感には決して間違いはありません。
ぜひ五感をフルに活かして、カードからの声に耳を澄ましてみてください。

「カードの絵柄を見ても全くピンとこない…」
そんなときは、カードデッキに付属されている解説書に助けを求めましょう。
ガイドブックを開いてみると、それぞれのカードのベーシックな意味が解説されているので、それを読んでいくと、ピンとくるワードが見つかるかもしれませんよ。
ちなみに先ほど引いたカードは『Happy Surprise (嬉しい驚き)』という意味のカードになります。

もうすぐあなたのもとに嬉しいニュースが飛び込んでくる予感!サプライズを心待ちにしていてね!
といったメッセージが込められています。
カードを見ると、小さな女の子のもとにユニコーンが突然やってきて驚いているような様子が描かれていますが、ユニコーンの優しくて暖かい眼差しは、まるでクリスマスのときにやってくるサンタさんのようですね。
今回は1枚引きを例として実践練習をしてみましたが、3枚引きなどのように複数枚のカードを引いてリーディングをする場合は、それぞれのカードの意味に加えて、カード全体の流れをよーく観察してみて下さい。
1枚目から順に見ていくと、まるでひとつの物語のように繋がっていたり、何かしらの共通点があることに気付くでしょう。
複数のカードを通して一貫性のあるメッセージを送ってくることもよくあるので、そういった点も注視していくと、より奥深いリーディングが出来ると思います。
オラクルカードの保管場所やお手入れについて
最後に、オラクルカードを保管する場所や方法についてお伝えしていきます。
オラクルカードは神聖なものだから、使用後のお手入れもきちんとしなければ!と思う方もいるかもしれませんが、こちらもあまり難しく考えなくて良いと思います。
筆者の場合は「今日もありがとうございました~」と感謝の意を心の中で伝えつつ、カードを箱にしまって、本棚の一角に保管しています。
シルクの布で包んだり木製の箱に入れたりする方法もあるようですが、私はそこまで徹底しておらず、100均とかで売っているようなラックのひとつをオラクルカード専用にして、まとめて入れちゃってますね。
ただ、オラクルカードはエネルギーを吸収しやすいデリケートなものなので、テレビのすぐ側などの電磁波が集まるところや、物がたくさん置いてあるような雑多な場所に保管するのは、なるべく避けたほうが良いでしょう。
最初は誰でも初心者!少しずつオラクルカードリーディングに慣れていこう
以上、オラクルカードの『基本のキ』について解説をしてきました。
筆者が個人的に実践している方法もいくつかお伝えしましたが、やはりご自分に合ったやり方が一番ですので、自由な発想で好きなように試して頂けたらと思います。
オラクルカードのリーディングのコツをまとめると、理屈うんぬんよりも、自分の直感やインスピレーションを優先するのが重要なポイントになってくるんですね。
カードをめくってすぐにガイドブックを手に取りたくなる気持ちもよくわかりますが、まずは自分自身が秘めた直観力を信じて、カードと真正面から向き合う姿勢を整えることが大切です。
また先程も少しふれましたが、オラクルカードはエネルギーにとても敏感です。
良くも悪くも、カードを扱う人のエネルギーがダイレクトに伝わります。
ルールや方法に自分なりのこだわりを持つのも良いことではありますが、何よりもオラクルカードに敬意を払い、大切に扱う気持ちが重要なのではないかと思います。
今、お手元にあるオラクルカードは、ご縁あってあなたのもとに来てくれたので、今後かけがえのない相棒となってくれるはず。
お気に入りのカードでリーディングの練習を積み重ねていくごとに、カードと心が通じ合っている感覚が増していくのが分かると、だんだん楽しくなってきますよ!
この他にも当ブログでは、オラクルカードの1枚引きなど、スプレッド別のリーディングの方法や質問の仕方のコツなどを詳しくまとめた記事をたくさんご用意しています。
オラクルカードリーディングを習得する際におすすめの本などもご紹介していますので、よろしければ参考にしてみてください。
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