オラクルカードを勝手にレビューシリーズ第27弾!
今回は、ドリーン・バーチュー氏の【ラブアンドライト・ディバインガイダンスカード】をピックアップしていきます。

あれ?ドリーンバーチューって、オラクルカードやめたんじゃなかったっけ?
そう疑問に思いますよね。
確かにドリーン氏は、2017年にイエスキリストに出会ったことによって回心をしたので、今後はクリスチャンとして活動すること、そしてオラクルカードなどの販売をやめ、スピリチュアルビジネスから撤退するという表明をされました。
しかし、キリストの教えを信仰すると公表されてから、こちらのカードを新たに発売したんです。
スピ系ビジネスから完全に退くんじゃなかったんかい!と、ツッコミを入れたくなるのは、さておき…
ドリーン氏が言うには、このカードはオラクルカードではなく、あくまで『神(キリスト)のメッセージにアクセスしやすくするためのツール』であるということ。
神の導きを受け取りながら自分を見つめ、黙想するために作られたものだそうです。
では、どんなカードなのか早速ご紹介していこうと思います!
ラブ&ライトディバインガイダンスカードの概要・背景とは?
こちらのラブ&ライトディバインガイダンスカードのテーマは、『愛と光』。
カードの名称にもそのまま用いられていますね。
『愛』そして『光』は、キリスト教の聖書のなかでよく登場する言葉で、愛や光こそ、神様のパワーがもたらしてくれる恵みであるとされているので、神の教えを語る上では外せないキーワードなんです。
われわれ人間も、神に似せて造られたものであると、聖書に書かれています。
だからある意味、私もあなたも愛と光に満ちた存在なのです。
現代社会を忙しなく生きる私たちは、その本来あるべき姿をどうしても忘れがちになります。
このカードを通して神とつながって対話をすることで、自分自身に眠る愛と光の存在に気づき、我々は神の源に居るというのを改めて思い出させてくれます。
美麗なアートワークを描いているのは、3名のアーティスト!
こちらのカードのアートワークを手掛けているのは、Bill Singleton(ビル・シングルトン)さん、Takaki(貴希)さん、KAGAYA(カガヤ)さんの計3名のアーティストさん。
貴希さんとKAGAYAさんは日本人の方です。
どちらも有名なイラストレーターさんなので、もしかしたらご存知の方もいるかもしれませんね。
貴希さんは、KAGAYAさんの元アシスタントさんだったそうです。
では、それぞれの画家さんが描かれた作品を見ていきましょう。
まずはこちら。ビル・シングルトンさんのアートワーク。
続きまして、こちらが貴希さんのアートワーク。
最後にこちら。KAGAYAさんのアートワークです。
どれも素敵な絵ですよね。
特に貴希さんとKAGAYAさんの日本人アーティストのお二方は、デジタルペイントを多く手掛けていらっしゃるからか、デジタル絵ならではの華やかな色づかいを駆使して、細部まで丁寧なタッチで描かれたものが多いように思います。
1枚引きをお試し!カードに込められたメッセージとは?
ではここで私もひとつ、メッセージを受け取ってみることにいたしましょう。
シャッフルして1枚カードを引いてみました。
出てきたカードはこちら!
【God will Lead the Way 神に導かれる】
(中略)
神様を全面的に信じれば、人生はもっと楽に運び、進むべき道が明らかになるのです。私たちは大いなる源の光を浴びながら、神聖な導きを頼りに進めます。
ポジティブな変化を起こしたいという強い想いが繰り返し湧いてくるなら、「もっと詳しく教えてください」と祈れば神様が教えてくれるでしょう。目を閉じて、さらに導きが受け取りやすい状態をイメージしてください。それも強い気持ちや映像として繰り返し訪れるのがわかります。
《ガイドブックより一部を抜粋》
要約すると、『自分の進むべき道に迷ったら、そっと目を閉じて神に尋ねてみて。』ということでしょうか。
カードの絵柄を見ても、そのようなイメージが浮かび上がりますね。
さらに解説の文末には、聖書に書かれている内容の一部が引用されています。
先ほど引いたカードの解説には、このような一節が。
キリストは異邦人を神に従わせるためにしるしや奇跡の力、神の霊の力によって働かれました。(ローマ人への手紙 15章 18-19節)
聖書になじみのある方であれば、どこかで耳にしたことがあるかもしれませんね。
解説書に書かれているフレーズをじっくり見つめていくと、ストンと腑に落ちる部分が何かしら発見できるのではないかと思います。
【まとめ】ラブアンドライトディバインガイダンスのおすすめ度を判定!
最後に、ラブアンドライト・ディバインガイダンスカードを、私の独断と偏見で評価してみました。
個人的には、絵柄はとても綺麗で引き込まれるものがあると思います。
キリストの聖書にフォーカスして作られたものではありますが、絵柄だけを見ると、そこまで宗教っぽい感じがしないですし。
ただ、ガイドブックの解説を読んでいくと、神に祈りましょうとか、神様にナンチャラ~みたいな文言が随所に出てくるので、ここで一気に宗教色が強くなるような印象を受けました。
まあ、それがこのカードの最大の特徴でもあるので致し方ないところではあるのですが、ここの部分で好き嫌いが分かれてきそうな気がしますね。
こちらはあくまでも自分自身を省みることを目的としたカードであって、他者をリーディングするのには向かないとされていますので、その点に関しても注意が必要です。
自分とじっくり向き合う時間をつくって心の豊かさを育みたい方や、キリスト教や聖書の世界観に触れながら理解を深めたい方におすすめのカードといえるでしょう。
以上【ラブ&ライトディバインガイダンスカード】を使ってみた感想をお送りしました。